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シラバス

GC23601

音声・音響学基礎 Fundamentals of Acoustics and Speech Communication

標準履修年次: 3・4年専門基礎・選択 ・2 単位
春学期AB 木曜日 3・4時限 7A106 
担当教員: 寺澤 洋子

概要

この授業では,音声をはじめとする音響現象(音声,楽器音響,室内音響と音環境,心理音響)の基本を理解し,それらを分析する技術を学びます。音が生まれて聞こえるまでを,「振動・共鳴・伝搬・聴取」の4つのプロセスからなる物理的・生理的・心理的現象として捉え,理論的に考えるためのコンセプトと枠組みを学び,音によるコミュニケーションの本質を考察するための土台を養います。

学習・教育目標

  • 音の振動・共鳴・伝搬・聴取のメカニズムを学ぶ。
  • 音の周波数分析とモデル化の基礎を学ぶ。
  • 音と音環境,コミュニケーションについて統合的に考える。

授業計画

  • w1: イントロダクション
    音響における物理・生理・心理的側面。音の発生,伝搬,知覚の連鎖。音声,楽音,環境音,雑音に見いだされる類似性と差異。音の3つの要素(物理量と心理量)。
  • w2-4: 音が生まれる
    音響学における基本的概念や用語の導入。声や楽器における振動の発生と共鳴。音圧レベル,スペクトラム,倍音構造,フォルマント構造,時間変動要素,ソースフィルタモデル。楽器の分類と構造。
  • w5-7: 声の特徴と分析
    ディジタル信号処理の基本。発声と音韻,日本語の音声的特徴。スペクトル包絡の分析と音声認識システム。音声と歌声の合成。
  • w8: 音が伝わる
    インパルス応答,空間音響,コンサートホールの残響。サウンドウォーク。
  • w9-10: 4. 音を聴く・分析する
    聴覚システム,音の知覚と聴覚特性。音色の知覚。サウンドスケープ,複数の音の相互作用と聴覚情景分析,錯聴。

教材・参考書等

講義資料をオンラインで配布する。

教科書:
「ゼロからはじめる音響学」青木直史著,講談社。
参考書:
“The Science of Sound, The 3rd Edition” Rossing, Moore, and Wheeler 著,Addison-Wesley.
また授業の中で内容に応じて紹介する。

成績評価

授業内のディスカッション,レポート,筆記試験,講義出席などを総合的に評価する。

授業外の学習内容・方法

演習問題あるいはレポート課題を4〜5回予定。

予備知識・前提条件

「信号とシステム」の授業を履修していることが望ましい。

講義のホームページ

manabaを使用する。

教員連絡先・オフィスアワー

教員一覧ページ を参照。