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画像・音声メディア

研究分野の説明

 テレビ、電話、デジカメから最近ではスマートホン、Skype、Youtube まで、映像・音声・音楽は皆さんの生活に深く入り込んだ最も重要なメディアです。本分野では、映像・音声•音楽を対象として、主に技術的な側面から深く教育・研究を行います。具体的には、映像や音声の生成・加工・伝送・認識などを目的としてメディアを処理する画像処理や音声処理、人工的に映像を合成するコンピュータグラフィクス、画像や音声を機械に認識させるパターン認識、などの技術について学びます。また、映像や音を用いて構成される映画・音楽などのコンテンツについても教育・研究を行います。

関連する教育内容

 学類の2年から本分野の本格的な勉強が始まり、映像・音声処理の基礎となる「信号とシステム」・「 CG 基礎」・「情報理論」などについて学びます。 学類 3~4年次においては、より専門性が高い「画像・映像情報処理」・「音声・音響学基礎」・「音楽・音響情報処理」・「パターン認識」・「アドバンスト CG 」などについて学びます。更に、3年次の情報メディア実験や 4年次の卒業研究においては実習や研究が主体の勉強を行い、CG 映像の生成・画像処理や音声処理のソフトウェアの開発・画像や音声の認識システム開発など、皆さんの自由な発想や興味に基づく勉強を行うことが可能です。

CGの応用例
CGの応用例上段:Deeplearn i n g(深層学習)を利用し、一枚の人物画像から陰影計算に必要な情報を抽出し、異なる光源下での陰影を計算(再照明)
下段:Deeplearn i n gに基づく静止風景画像(左)からの動画(右)の自動生成

医療系画像処理の応用例
医療系画像処理の応用例上段:測定時間を通常の約1/35に短縮した僅か 7方向の少数 X 線データからCT(コンピュータトモグラフィ)画像を生成(試料はポリマーブレンドと呼ばれる新材料の小片、左:従来手法、右:本学類の研究室が提唱した超圧縮センシング)
下段:雑音が多く画質が悪い電子顕微鏡画像の自動領域分割(左:マウス脳細胞を撮影した原画像、右:本学類の研究室が考案した改良型グラフカット法による領域分割結果)

物理シミュレーションの応用例
物理シミュレーションの応用例 粒子で空気を含む複数の流体や粘弾性体の運動を近似計算し,CGアニメーションに応用

本分野の教員一覧

物理シミュレーションを用いたコンピュータグラフィックス