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インタラクティブシステム

研究分野の説明

 モバイルデバイス、インターネット、パソコンの急速な進化により、人とコンピュータの関わり方は日々変化しています。いまでは、人が1台のコンピュータを意識して使用するのではなく、実世界に埋め込まれた数多くの見えないコンピュータが自然に人を支援しています。そこでは、人とコンピュータとのインタラクション(対話)も、これまでにない新しい形態へと設計し直さなければなりません。センシング技術、ロボット技術、情報可視化技術、拡張現実技術、ソフトウェア構成技術などを駆使し、新たなインタラクティブシステムとその周辺技術の研究開発を行っています。

関連する教育内容

 1・2年次には、情報システムを開発するための基礎としてプログラミングや情報数学を学びます。プログラミングは、講義科目と実習科目を並行して受講する仕組みにより実践力を養います。その上で3年次には、実世界指向システムや情報可視化、インタラクションデザイン、ソフトウェア/コンパイラ構成などの専門科目を通して、人に優しいインタラクティブシステムを構成するための手法や最新技術を学びます。 4年次の卒業研究では、実際にインタラクティブシステムを設計・開発することができます。

未来の食卓 Future Dining Table
未来の食卓 Future Dining Table 人がどの料理をどの順番で食べ、現在はどのような状態であるかという食事状況を認識して、次に頼みそうな料理を良いタイミングで勧めます。また、誰と誰が会話しているかというコミュニケーションの状況を把握して、話題を提供します。

非言語情報を活用するシステムの開
非言語情報を活用するシステムの開 人間が普段無意識に使っている非言語情報を活用し、より自然なインタラクションが可能なシステムを実現するための研究を行っています。画像は、人間同土の会話開始に用いられるアイコンタクトを利用して会話を開始するスマートスピーカです。

情報可視化技術
情報可視化技術 情報の視覚的表現の設計、描画手法の開発、可視化技術の応用、人間の視覚特性の謁査などに取り組んでいます。画像は大量の時刻データを可視化する2.5次元Chrono Viewです。

積雪寒冷地のための移動ロボット
積雪寒冷地のための移動ロボット 搭載された様々なセンサを活用し、四害物回避や瑣境地図の作成などの基本機能を持つ他、歩行者の行動予測に基づく人に優しいインタラクションや、人の睡眠覚醒機能に基づく新しい並列知党情報処理系制御による省電力化や計算機資源の有効活用などの研究を行っています。

円筒型マルチタッチインタフェイス
円筒型マルチタッチインタフェイス 3次元CGを編集・開発するためのインタフェイスです。通常のマルチタッチインタフェイスにおいて可能な操作方法に加えて、両手で挟む操作や、任意の方向からの操作が可能となっています。

コンパイラ構成法
コンパイラ構成法 近年、様々な要求に対応するために、新たなプログラミング言語を開発することはめずらしくあリません。また、携帯霞話やゲーム機など、汎用のコンピュータ以外のためのプログラミングの要求も大きくなっています。このため、プログラミング言語およびそのコンパイラの構成法について研究を行なっています。

本分野の教員一覧

井上智雄

井上智雄(いのうえ ともお)

ヒューマンコンピュータインタラクション、教育工学、知識科学

計算機を使い易くする操作手法、分かり易い情報提示手法

三河正彦

三河正彦(みかわ まさひこ)

ロボティクスやロボットビジョン、ヒューマン=マシンインタフェイス等の知的システムに関する研究

プログラミング言語の処理系(コンパイラ)の研究

人間の特性の理解に基づくインタラクティブシステムのデザイン

平木 剛史

平木 剛史
(ひらき たけふみ)

複合現実感や触覚インタフェースなど、視覚、触覚を中心とした現実拡張型メディアの研究